報道各位

2021年3月26日

公益財団法人 日本陸上競技連盟
株式会社 朝日新聞社
株式会社 テレビ朝日
九州朝日放送 株式会社

福岡国際マラソン選手権大会終了について

 公益財団法人日本陸上競技連盟(会長・横川浩、東京都新宿区)、株式会社朝日新聞社(社長・渡辺雅隆、東京都中央区)、株式会社テレビ朝日(社長・亀山慶二、東京都港区)、九州朝日放送株式会社(社長・和氣靖、福岡市中央区)は、主催している福岡国際マラソン選手権大会を2021年の第75回大会を最後に終了することとしました。

 本大会は1947年に熊本県で第1回大会が開催され、1959年の第13回大会から福岡に会場を固定して開催してきました(1963年の第17回大会は除く)。1966年から国際陸連後援の「国際マラソン選手権」となり、1960年代から70年代にかけて世界のエリートレースを牽引し、日本男子マラソンの強化に寄与してきました。

 しかし、国内外で、数万人規模の市民ランナーとトップ選手が走る大都市型マラソンが時代とともに増え、エリートマラソン大会の位置づけが変化してきました。本大会も、選手招聘や財政面など大会運営が厳しさを増す中、これまでの状況や今後の見通しを踏まえ、持続的、安定的な大会の在り方を主催者間で協議してまいりましたが、大会の継続は困難であるとの結論に達しました。東京オリンピック・パラリンピックを節目に一定の役割を終えたと判断し、大会の歴史に幕を閉じることにいたしました。

 選手関係者の皆様、福岡県、福岡市、福岡陸上競技協会、福岡県警察、陸上自衛隊第4師団・福岡駐屯地をはじめとする関係機関、ボランティアや応援で大会を支えてくださった地元福岡の皆様、特別協賛のマイナビ様をはじめとする協賛各社様、これまでの長い歴史の中でこの大会にかかわってくださったすべての方々に、心から感謝申し上げます。

 なお、第75回大会は2021年12月5日に開催します。変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

日本陸上競技連盟・横川浩会長のコメント

 日本のマラソンを代表する大会に幕を下ろさざるを得なくなったことは、誠に残念です。主催者間で検討を重ねた末の苦渋の決断であることをご理解いただきたく存じます。

 師走の福岡を舞台に開催してきた大会は、一刻も目を離せないような名勝負を毎年繰り広げ、世界的に活躍する名ランナーも数多く輩出しました。大会運営の面でも世界屈指の質の高さを誇り、日本マラソン界を牽引してきました。大会の価値は、ワールドアスレティックス(WA)から昨年、「ヘリテージプラーク」の認定を受けたことでも証明されています。その功績は極めて多大であり、役目を終えた後も多くの方々の記憶にとどまることと確信しています。

 長年にわたり大会を支え、育ててくださった、福岡県、福岡市をはじめ多くの皆様には、改めまして心より感謝申し上げます。

 本連盟では、福岡国際マラソンの終了が選手らに及ぼす影響を最小限に抑え、さらにマラソンが活性化しレベルも向上するよう努めてまいります。

朝日新聞社のコメント

 これまで大会を支えていただいてきた、すべての関係者の皆様に心から感謝いたします。

 大会は1947年、日本マラソンの父といわれる金栗四三氏の功績をたたえるとともに、五輪で戦える選手を育て、戦後復興の礎にしようと「金栗賞朝日マラソン」として、熊本でスタートしました。

 その後、60年以上にわたって福岡開催となり、地元の皆様や全国の陸上関係者、マラソンファンの皆様に、大きな大会へと育てていただきました。幾多の名勝負の舞台となり、2度の世界最高記録がうまれるなど、マラソン大会の国際化を進め、日本選手の強化にも貢献できたのではないかと思っています。

 大会の歴史に幕を下ろすことを大変残念に、また、申し訳なく思っていますが、最後のレースとなる今年12月の第75回大会に向け、しっかり準備を進めてまいります。

テレビ朝日のコメント

 テレビ朝日・九州朝日放送では1992年から30年に渡り、日本が世界に誇る福岡国際マラソンを放送してまいりました。

 国内外のトップランナーが繰り広げた数々の名勝負、日本最高記録が誕生した歴史的場面、また数々のトップランナー誕生の瞬間を、全国のみなさまにお伝えできたことを心より誇りに思います。これまで支えていただいた関係者・協賛社のみなさま、そして福岡国際マラソンを楽しみにご覧になっていただいた視聴者のみなさま、陸上ファンのみなさまに心より感謝申し上げます。

 今年12月の大会をもって75年の歴史に幕を閉じることになり大変残念に思いますが、大会の最後を飾るにふさわしい放送となるよう、準備を進めてまいります。

九州朝日放送のコメント

 九州朝日放送では、テレビは1992年から約30年、ラジオはテレビよりさらに歴史が古く、朝日国際マラソンと呼ばれていた1957年から60年余りにわたって放送してまいりました。ホークスの優勝、大相撲九州場所、そして福岡国際マラソンと続く一連のイベントは、晩秋から初冬にかけての福博の街の風物詩となっていました。

 今年12月の大会を最後に、75年の歴史に幕を閉じることになりますが、長きにわたり大会を支え、応援してくださいました関係者の皆様、協賛各社の皆様、そして地元福岡の皆様に感謝申し上げます。

 長い歴史の中で、幾多の名勝負が生まれ、「福岡といえば、福岡国際マラソン」と言われるほどの大会となりました。放送を通じて、世界に「FUKUOKA」を発信できたことは地元放送局の誇りであります。今後も大会のレガシーを大切に受け継ぎ、福岡におけるスポーツ振興に生かして参ります。

別添資料@福岡国際マラソン選手権大会の歴史

別添資料A日本陸上競技連盟 強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー瀬古利彦さんのコメント

以上