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第75回大会(福岡国際マラソン選手権)令和3年12月5日

福岡市平和台競技場~福岡市西南部周回~香椎折り返し
午後0時10分スタート
(出場選手112人、完走者80人、天候晴、気温13.9度、湿度44%)

名前 所属 時間 大会結果詳細へ
1. マイケル・ギザエ (スズキ) 2:07:51
2. 細谷 恭平 (黒崎播磨) 2:08:16
3. ジェームス・ルンガル (中央発條) 2:08:25
33キロ付近で、優勝したマイケル・ギザエ(右)と競り合う細谷恭平(左)と高久龍
33キロ付近で、優勝したマイケル・ギザエ(右)と
競り合う細谷恭平(左)と高久龍
最後の覇者 福岡第一高出身のギザエ初優勝
日本勢トップは細谷が2位、大塚は4位

 福岡国際マラソン選手権を主催する朝日新聞社などは2021年3月、同年12月の第75回大会で大会を終了すると発表した。その理由としては「大都市型マラソン」が主流となっている中、選手の招聘や財政面で大会運営が厳しさを増し、継続的な開催が困難であると判断したため、とした。

 最後となった大会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、前年に引き続き、海外からの選手招待を断念するとともに、大濠公園スタートのBグループも実施しなかった。最終的に、元日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)、東京五輪補欠の大塚祥平(九州電工)ら国内招待選手9人、ペースメーカー6人を含む112人がスタートラインについた。

 天気は晴れ、気温13・9度、湿度44%、南西の風0・9メートルの好コンディションの中、レースはスタート。佐藤悠基(SGホールディングス)らがペースメーカー(PM)を務め、1キロあたり2分58秒のペースで進んだ。

 20キロ地点で設楽が左ふくらはぎを痛めて棄権。中間点ではPMを含めて約20人の集団が1時間2分42秒ほどで通過した。23キロ手前の博多駅付近で好調が伝えられていた大六野秀畝(旭化成)が遅れた。

 PMが離れる30キロでは日本歴代7位の記録(2時間6分45秒)を持つ高久龍(ヤクルト)とマイケル・ギザエ(スズキ)、ジェームス・ルンガル(中央発条)の3選手が1時間29分10秒で通過。5秒遅れて今大会日本選手トップの記録(2時間6分35秒)を持つ細谷恭平(黒崎播磨)と定方俊樹(三菱重工)が続いた。

 31・6キロの香椎折り返し手前で、細谷と定方が高久らに追いつき5人の集団に。ここから細谷が抜けだそうと先頭を走ったが、34キロ過ぎにギザエがスパート。35キロで9秒差だったギザエと細谷の差は40キロでは18秒差に。細谷の粘りは及ばなかった。

 ギザエは2時間7分51秒の自己新記録で初優勝。35キロまで藤田敦史の持つ日本選手の大会最高記録(2時間6分51秒)を上回るペースだった細谷は2時間8分16秒で2位。マラソン3度目の細谷は「最後の福岡国際で優勝を意識していた。先頭に追いつくのは厳しかったが、日本選手で一番という目標をクリアできたのはとりあえず良かった」とレース後語った。大塚がフィニッシュ間際に高久をかわして4位に入った。

 優勝したギザエは福岡第一高出身。PMも含めて今回が6回目の福岡国際出場だった。細谷、大塚、5位高久、6位上門の4選手がパリ五輪の代表選考会として23年に開催されるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。

 最後に優勝にまつわる記録を記しておく。

 ◇日本勢対海外勢 日本30勝、海外45勝
 ◇優勝回数 4度 フランク・ショーター(米)、瀬古利彦▼3度 ゲザハン・アベラ(エチオピア)▼2度 広島庫夫、寺沢徹、中山竹通、ジェロム・ドレイトン(カナダ)、ツェガエ・ケベデ(エチオピア)、パトリック・マカウ(ケニア)
 ◇最多連覇 4連覇 ショーター
 ◇大会最高記録 2時間5分18秒 ケベデ(第63回大会)

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