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福岡市平和台競技場〜福岡市西南部周回〜香椎折り返し
午後0時5分スタート
(出場選手85人、完走者75人、天候晴れ、気温10.5度、湿度50%)
| 名前 |
所属 |
時間 |
| 1.ディオニシオ・セロン |
(メキシコ) |
2:08:51 |
| 2.ゲート・タイス |
(南アフリカ) |
2:09:31 |
| 3.バルテノア・ドスサントス |
(ブラジル) |
2:10:20 |

大会前、33歳のベテラン谷口浩美(旭化成)と若手の成長株早田俊幸(鐘紡)の日本勢が注目された。谷口は前年のバルセロナ五輪以来のレースとなった同年4月のボストンで4位とまずまずの復調ぶり。早田は、昨年の東京で初マラソンながら、森下広一(旭化成)、中山竹通(ダイエー)と最後まで優勝を争い、3位に入っていた。
レースは20キロまでの5キロを15分10〜20秒の穏やかなペースで流れた。だが序盤、谷口に異変が起きた。16キロの給水地点で不整脈が起き、顔は真っ青、手足がしびれた。勝負どころではなくなり、自己最低の記録で何とか完走したが、38位に甘んじた。
中間点は16人の先頭集団。日本勢は6人で早田もいた。25キロ付近で先頭を引っ張るなど、まだ余裕もあった。
31キロの折り返しまでには集団がばらけ、前回優勝のネゲレ(エチオピア)、前回4位のセロン(メキシコ)ら5人の外国勢に早田が食らいついていた。
35キロに差し掛かり、セロンがロングスパートをかけた。対応したのはタイス(南アフリカ)だけ。早田はスタミナ切れで首が傾き、失速。41キロで、27歳の川嶋伸次(旭化成)に抜かれ、日本人トップを譲り8位に終わる。
セロンは、35キロから40キロまでのスプリットを14分58秒でカバー。39キロ過ぎでタイスを振り切り、同年の世界最高記録で勝った。
2時間10分41秒で5位に入った川嶋は「教員になるため、旭化成の選手として記録を狙うのは最後」とこの大会に臨んでいたが、自己記録を3分20秒も縮める快走を見せた。結局その後も、シドニー五輪代表になるなど競技生活を続けていくきっかけをつかむレースになった。
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