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福岡市平和台競技場 雁の巣折り返し
午後0時15分スタート
(出場選手145人、完走者124人、天候晴れ、気温13.5度、湿度48%)
| 名前 |
所属 |
時間 |
| 1.瀬古 利彦 |
(エスビー食品) |
2:08:52.0 |
| 2.ジュマ・イカンガー |
(タンザニア) |
2:08:55.0 |
| 3.宗 茂 |
(旭化成) |
2:09:11.0 |

この年2月の東京国際で1978〜80年の福岡で3連覇した瀬古利彦(エスビー食品)が、1年10カ月ぶりのフルマラソンに出場。日本人初の2時間8分台となる2時間8分38秒で優勝した。恩師の中村清監督が「神様の与えてくれた試練」と言った足の故障からの復活に、ロサンゼルス五輪代表選考会を兼ねた福岡でも、瀬古の走りに注目が集まった。
ライバルの顔ぶれも豪華だった。日本の有力どころはすべて出場。海外からは、世界最高記録保持者(後に距離不足で記録抹消)のサラザール(米国)、五輪2連覇のチェルピンスキー(東ドイツ)、アフリカの新鋭イカンガー(タンザニア)らが顔をそろえた。
レースは、イカンガーが先頭で引っ張り、15〜20キロで15分30秒台に落ちた以外はすべて15分10秒台のスプリット。27キロ付近から、約30人いた集団がばらけ始めた。
35キロではイカンガー、サラザール、瀬古、伊藤国光(鐘紡)、宗茂、猛兄弟(旭化成)の6人に。39キロでイカンガーが飛び出すと、対応できたのは瀬古だけ。最後の2.195キロを6分20秒台で逃げるイカンガーにも動じず、背後にぴたりとつけた。
そしてラスト100メートル。瀬古が鮮やかなスパートでイカンガーを抜き去り、3年ぶり4度目の優勝を飾った。終盤まで前に出ず、最後に爆発的なスパートで勝つ瀬古の「勝ちパターン」を象徴するレースだった。
瀬古と3、4位の宗兄弟までが五輪代表に。5位はサラザール。6位の伊藤までが2時間10分を切る世界初のレースでもあった。
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